しすい皮膚科

蕁麻（イラクサ）の葉に触れると痒みを伴う発疹が出現するため、蕁麻疹（じんましん）と命名されたと言われています。通常、痒みを伴う発疹は数時間で消退しますが、同様症状の出没を繰り返す場合があります。

症状が激しくなると、血圧低下や意識消失をきたし、いわゆる「アナフィラキシーショック」を起こすこともあります。

原因

アレルギー性蕁麻疹

食物や薬剤などのアレルギーが原因で起こる蕁麻疹。食物や薬剤摂取後３０分以内に起こる事が多く、発疹は数時間～２４時間以内に消退します。２４時間以上消退せずに、慢性的に続く場合は膠原病などを合併する場合もあります。

非アレルギー性蕁麻疹

機械的圧迫や日光・寒冷・温熱などの刺激、あるいは発汗・ストレスなどが原因で起こる蕁麻疹です。

治療

抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬の内服で治療します。痒みが強く、掻破した部分にはステロイド外用剤などを併用することもあります。